恋人ではなく人脈を探すためのビジネスマッチングアプリが普及しています。

 

ビジネスマッチングアプリ

恋人探しではなくビジネスに携わる人脈や取引先・就職先を探すビジネスマッチングアプリが普及していることをご存じですか?
昨今は社会で活躍する女性が増えていますので、仕事に関連した人脈を広げたい方や就職活動を有利に進めたい方は、ビジネスマッチングアプリを使ってみましょう。

 

AIによるおすすめユーザー表示機能や、恋人探し向けマッチングアプリで人気を集めているスワイプ方式の導入によって、マッチングアプリ経由で人脈を広げるチャンスが高まっています。

 

最大手の「yenta」

yentaのスクリーンショット

 

ビジネスマッチングアプリ界の「ペアーズ(Pairs)」と呼ばれている存在が「yenta(イエンタ)」です。
実際に就職や取引への直接的な接点を持つことを前提にせず、お互いにとって有益な人脈を広げる目的でスワイプ方式の手軽なマッチングを行っています。

 

経営者、マーケティング関連、IT関連の人が多く、とにかく幅広い方と接点を持ちたい方におすすめです。
AIと人力によって会員を厳しく審査しているので、勧誘や営業目的の悪質ユーザーが少ないと評判。審査に通れば無料でマッチングからメッセージ交換までできる料金システムになっています。

 

yentaのような王道のビジネスマッチングアプリは、それまで異業種交流会や同業者との交流に積極的だった方に向いています。
マッチングしても双方にメリットのある提案をしないと具現化せずに終わってしまうものですが、300万DL突破の実績と集客力を持っているので、真面目に活動すればビジネスに役立つ出会いを得られるかもしれません。

 

就活の新しい形「Matcher」

Matcherのスクリーンショット

 

Matcher(マッチャー)は「OB訪問」をコンセプトに、学生とOB・OGを繋げるアプリです。
様々な活用法と相手の探し方がありますが、もっとも多いのは新卒採用をしている企業が母校の学生を優先的に採用する目的です。

 

このほか、学校には関係なく出会えるサービスや、企業のOB・OGと繋げる機能を用意しています。
Matcherが登場した当初は、母校の在校生を優先して採用するコネ入社の甘い罠で誘導してセクハラする被害事例がありましたが、現在はセキュリティを強化しているので女性でも安心して利用できます。

 

ただし、将来性が高い企業は母校など特定の学生だけをターゲットに採用はせず、より多くの方に応募してもらって選考する方式をとっているので、Matcherを利用すれば正攻法の就活が不要になると考えてはいけません。
就職以外にも取引先探しでMatcherを活用する需要があり、内容や取引価格によってはOB・OGが優先的に発注してくれます。

 

料金については、学生側は基本的に完全無料。OB・OG側は利用する目的や契約内容によって料金システムが変わってきます。
ダイレクトリクルーティング機能を契約している企業は、1名採用するごとに70万円の高額な報酬を取られるシステムです。
正規の方法で採用活動をしている所は資金力が高い大手中心ですので、安心して利用できます。

 

 

アプリ以外も併用しよう

人脈を広げるイメージ

 

ビジネスマッチングアプリは、人脈を広げるための内容や就活のプラスアルファとして活用する内容になっています。
ただし、アプリのみで目的を果たせることは少ないので注意しましょう。恋人探し向けアプリに比べて普及率が低くて双方の目的不一致が多い問題を抱えていますので、状況に応じて他のサービス・手段も活用してください。
ビジネスにおける人脈の広げ方は以下の方法があります。

 

  • 異業種交流会
  • 学校やサイトを通じた正攻法の就活
  • アウトソーシングサイト(実際に仕事を受注したい方無目)
  • 業種に応じたネットサービス(ポータルサイトなど)
  • ビジネス系の掲示板、ブログ
  • Twitter、InstagramなどのSNS

 

これまで、Webブラウザを活用したサービス(アウトソーシングサイト、掲示板など)で大体の用は足りていましたが、昨今はAIマッチングなどアプリの機能性向上と学生や社会人など個人のスマホアプリ使用率アップによって、ビジネスマッチングアプリを活用する需要が高まっています。

 

今後も普及率と機能性・利便性が高まっていく見込みがありますので、現在のビジネスアプリはイマイチだと思っている方でも無料ダウンロードをしておく価値はあるでしょう。